令和8年6月定例会に提出された議案第46号「令和8年度京田辺市一般会計補正予算(第1号)」)解説

議案
📋 この記事について
令和8年6月5日提出の議案第46号「令和8年度京田辺市一般会計補正予算(第1号)」について、何にいくら使われるのか、市民の皆さんにわかりやすく解説します。
📌 議案第46号|令和8年度京田辺市一般会計補正予算(第1号)
分野:予算(補正予算) 今年度最初の補正予算 増額:1億310万円
💰 補正予算とは?

市の予算は毎年3月に「当初予算」として決まりますが、年度の途中で新たに必要になった事業や、想定外の収入・支出が生じた場合に、予算を追加・修正するのが「補正予算」です。今回は令和8年度になって初めての補正予算(第1号)です。

📊 予算規模の全体像
補正前の予算総額
364億8,300万円
今回の増額
+1億310万円
補正後の予算総額
365億8,610万円
当初予算比
+0.3%

歳入(市に入ってくるお金)と歳出(市が使うお金)は必ず同額になるため、どちらも同じ1億310万円が追加されます。

📥 歳入(収入)の内訳 ー どこからお金が入る?
区分補正額主な内容
国庫支出金 +2,583万3千円 国からの補助金(地域未来交付金・地域公共交通確保維持改善事業費補助金)
府支出金 +92万1千円 京都府からの補助金(食の京都TABLE整備支援事業補助金)
寄附金 +100万円 企業版ふるさと納税による寄附金の増加
繰入金 +3,759万6千円 財政調整基金からの取り崩し(市の貯金を活用)
諸収入 +135万円 農地中間管理事業の手数料収入の増加
市債 +3,640万円 市の借入金(デジタル活用推進事業のため)
歳入合計 +1億310万円
📤 歳出(支出)の内訳 ー 何に使う?
款(分野)補正額主な事業
総務費 +3,562万5千円 市民協働推進費、交通安全対策費(公共交通対策)
農林水産業費 +272万1千円 農業振興対策費
土木費 +735万円 公園整備事業費
教育費 +5,740万4千円 情報教育推進費(学校教育支援費)
歳出合計 +1億310万円
🔍 主な事業の詳しい中身
総務費|市民協働推進費
🤝 協働コーディネーター委託料
300万円

市民・市民団体と行政の協働事業を進めるための、コーディネーター業務委託費用です。

財源:一般財源
総務費|交通安全対策費(公共交通対策)
🚌 地域公共交通の維持・改善
3,262万5千円

今回の補正予算の中で最も金額が大きい事業の一つです。具体的には以下のような内容が含まれます。

  • 業務委託料:2,650万円
  • バス運行業務委託料:80万円
  • 車両購入費:490万円(公共交通用車両の購入)
  • 保険料・印刷製本費・自動車重量税など:約42万5千円

財源としては、国の地域公共交通確保維持改善事業費補助金(2,065万8千円)や地域未来交付金(517万5千円)が活用されます。

国庫支出金 一般財源
農林水産業費|農業振興対策費
🌾 農業の振興・支援
272万1千円
  • 派遣委託料:151万8千円
  • 食の京都TABLE整備支援事業補助金:120万3千円(京都府の補助事業を活用した農産物・食関連の整備支援)
府支出金 諸収入 一般財源
土木費|公園管理費
🌳 公園の運営・整備
735万円
  • 運営委託料:720万円
  • 講師等謝礼:15万円
一般財源
教育費|情報教育推進費(学校教育支援費)
💻 学校の情報教育推進
5,740万4千円

今回の補正予算の中で最大の増額項目です。情報教育推進のための委託料が増額されます。財源には市債(総務管理債:デジタル活用推進事業)3,640万円が充てられています。

市債 一般財源
🏦 財源の使い方 ー どうやって賄うの?

今回の1億310万円の財源は、主に次の5つに分かれます。

  • 国庫支出金(国のお金):2,675万4千円
  • 府支出金(京都府のお金):92万1千円
  • 市債(借入金):3,640万円
  • その他(手数料・寄附金など):135万円
  • 一般財源(市の独自財源・財政調整基金など):3,859万6千円

国や府の補助金、市債(借金)をうまく活用しつつ、不足分を財政調整基金(市の貯金)から取り崩して賄う形になっています。

⚠️ 財政調整基金とは、年度間の財源の過不足を調整するための「市の貯金」のことです。今回はこの基金から3,759万6千円を取り崩して活用します。災害や急な財政需要に備えるための基金でもあるため、使いすぎには注意が必要ですが、今回の取り崩しは予算規模全体からみると小幅な範囲です。
📑 地方債(市の借金)の変更内容

今回の補正予算にあわせて、地方債(市債)の限度額も変更されます。

起債の目的補正前の限度額補正後の限度額
デジタル活用推進事業 5,590万円 9,230万円(+3,640万円)

学校の情報教育推進(ICT環境整備など)にあてるため、市債の借入限度額が引き上げられます。利率・償還方法に変更はありません。

予算の効力:令和8年6月5日提出・議決後、速やかに執行
💡 まとめ
今回の補正予算は、①地域公共交通の維持・改善(バスなど)②学校の情報教育(ICT環境整備)の2つが大きな柱です。国・府の補助金を積極的に活用しつつ、必要な部分は市債や財政調整基金で補うことで、市民生活に直結する公共交通と教育環境の充実を図る内容となっています。

※本記事は令和8年6月5日提出の議案を元に作成しています。金額は千円単位を万円表記に換算しています(端数処理の都合上、合計と内訳が完全に一致しない場合があります)。予算は議会の議決を経て正式に成立します。

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