本市の農業状況について
 京田辺市の田と畑の経営耕地面積比率は、田が約90%で、全国の平均の約62%に比べると、田の比率が非常に高い事がわかります。また、京田辺市の農家は第二種兼業農家と言われる、主となる収入が農業以外という農家が多い事から、農繁期が比較的短い米作りをなんとか続けているものの、農業を生業とするのは難しい農家が大半である事も読み取れます。
 物価の高騰が続く近年でも、米あまりが続き、米価は相変わらず低迷したままで、小さな田が多い京田辺での米づくりは、作れば作るだけ赤字という農家も少なくありません。農家の高齢化も進み、このままでは、耕作放棄地や荒廃地が加速的に増加していくことが懸念され続けています。

農地の保全にむけて
 豊かな緑は本市の魅力の一つです。それを守り絆いでいく為には、利益の出る農業を目指す事が必要です。まず、学校給食での米飯の比率を上げることで消費を拡大する。また、市内での農産物直売所などの拡大で、ナスなどの特産品以外の生産量が少ない野菜などの販路を確保し、多品目化を進めることで、市内農業の活性化を進めるとともに、特産品以外の農産物の給食への供給を可能にし、市内循環比率が向上させ、安定した収益化を目指すことが、市内で取り組める対策の一つだと考えています。

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