令和7年第1回定例会一般質問(2/4)

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2.新しい学校づくり
〇新しい学習環境づくりについて
 本市が現在進めている「あたらしい学校づくりプラン」の策定に向け、全国的に広がりつつある、グループ学習やICTを活用した授業などに活用できる、新しい形の教室について質問しました。市としては、この件に関し、学校教育審議会に諮問しており、令和7年度中の答申に基づき、あたらしい学校づくりプランへ組み込んでいきたいとの事です。

〇校内教育支援センター
 「校内教育支援センター」とは、学校の空き教室を活用して、不登校や集団生活に課題のある児童生徒等を支援する教室の事で、現在、府の事業として、市内の小・中学校で1校づつ試行設置されています。今回の質問では、この校内教育支援センターの運営状況や不登校などに対する効果を確認したところ、不登校の減少が認められるとの事でした。これを受け、他校でも同様の機能がある事で不登校の減少や未然防止にも繋がる事が期待できる為、全校への設置を進めて行くべきではないかと問いました。答弁としては、費用面や教員等の人材確保に課題はある事から早期の展開は課題が多いものの、現行の校内支援センターのノウハウは随時他校への水平展開し活かしているとの事でした。

〇部活動の地域移行について
説明:部活動の地域移行とは、少子化により部活動が困難な学校への対策として、また顧問となる教員の負担軽減、働き方改革の一環として、中学校の部活動を地域スポーツクラブ等に順次移行していく事業として令和5年から文科省が進める取り組みです。
https://www.mext.go.jp/sports/content/000028262-mxt_ope02-20230328_1.pdf
(スポーツ庁による学校部活動の地域連携・地域移行に関する広報資料 PDF:1.2MB)

 これを踏まえ、現在本市では、市立中学校の部活動のうち、まずは土曜日曜の活動を順次地域へ移行する取り組みを進めています。これについて、まず市立中学校で土日に活動する部活動の種類と数、そして現在試行実施された部活動の種類、今後どのようなスケジュールで進めて行くのか質問しました。
これに対し、現在までハンドボールと剣道、陸上競技について試行実施した。また、現在市立中学校で土日に活動している部活動は3中学校で11種、延べ27種、男女別延べ41部が活動しているとのことです。令和7年度も地域での受け皿となる団体などの模索を続け、令和8年度の本格実施を目指したいとの事でした。
 私の意見としては、地域移行・連携の大きな理念の一つである、地域が受け皿になり、多様な世代と、普段とは違った角度や温度のスポーツ・文化に触れる事は、考え方や向き合い方、捉え方などに幅ができ、生徒の成長にも非常に有意義であり積極的にと考えます。
 ともあれ、受け皿となる団体や、指導者、実施場所、費用など課題はあると思われますが、早期実施を目指して環境を整えれるようご尽力いただきたいと思います。

(3/4)へつづく

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