令和7年第1回定例会一般質問(4/4)

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4.職員の働き方改革について
〇職員の名刺支給について
 現在、市職員の名刺は職員自身の自費で賄われています。実情として、外部の方々と会う機会が多い部署の職員と内勤の職員では名刺を渡す頻度も大きく変わってきます。一般的に、新しい職場に就職した際、職場によって名刺であったり、作業着であったり、身の回りのものは支給される事が多いと思います。名刺や衣服など、その会社のものを使用する事で会社への帰属意識も芽生え、会社の一員としての意識、心構えのようなものができてくる事から、仮に使う頻度が少なくても、支給する意義は大きいと思います。コスト削減が求められる中ではありますが、心の部分を削ってしまうような削減は逆に高くつくことになりますから、自費ではなく支給する事を提案しました。市としては、まずは名刺用用紙を市で支給し、必要に応じてプリンターで印刷し使用する方向で調整したいとのことでした。
 まずは、一歩前進かと思いますが、先に論じた名刺の支給の効果を考えると、支給が望ましいと要望して終えました。

一般質問の振り返り
 今回は欲張って4項目に渡り事前通告しましたので、1時間では捌ききれず、いくつか再質問を断念せざるをえませんでした。質問はどれも重要でしたが、特に区・自治会の加入率低下と、その対策についてが喫緊の課題で一番重きを置いた質問となりました。今まで全国的に区・自治会の加入は入って当然のような流れではあり、加入しない世帯は極少数でした。しかし、ネット上でも加入の是非について様々な意見が飛び交い、入らない事が変な事ではなくなってきたことから、徐々に未加入者が増えてきました。そういった意味でも、永らく続いた区・自治会制度が今岐路に立たされていると感じています。その為、改めて、区・自治会の存在意義や住民にとっての必要性などを再確認し、再定義していく必要もあると思います。そこに関しては、市と、区・自治会が共に考え、再構築していくべきことかと思います。今回の質問では、それに加え、現状の体制で、班長や役員の負担軽減や、噂や想像ではなく、正しく自治会の活動内容を理解してもらう為の見える化のツールとして、町内会アプリの導入を進める必要を訴えました。また、既に導入されている区・自治会はデジタル推進モデル事業の補助を受けて導入されましたが、これからは区・自治会の予算から少なくない運用費を捻出していかなければなりません。その負担は大きく、早急に軽減する必要がある事から、市がサービス事業者と協定を結び、導入費、年間運用費などを廉価に設定してもらうよう強く要望しました。
 区・自治会が入らなければならないものから、入りたくなるものになるにはどうしたらよいものか。負担感が減りつつも、より充実したものになるには、何が不要で、何が必要か。今後も研究を進め、市へ提言していきたいと思います。

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